クリニックニュース

2014.08.01更新

久しぶりの原稿です。
梅雨が明け夏本番となりました。今月は本格的な夏の到来を前に、最近多くなってきたキャンピロバクター腸炎についてお話したいと思います。


キャンピロバクター菌は40年前に発見された病原菌です。細菌性下痢症全体に占める割合の高い菌で小児では20%、大人でも7%の割合で認められます。

キャンピロバクター菌は牛、豚、羊、鶏などの腸管に広く分布している菌でこれらの動物の排泄物により汚染された肉や牛乳を食べる事によって感染します。人への感染の大半はバーベキューやとりのササミ刺身など、加熱の不十分な肉類を摂取することで感染します。
平均2-7日(平均2-3日)の潜伏期間の後、発熱、頭痛、倦怠感などの風邪症状が現れ、数日後に下痢や腹痛などの消化器症状が起こります。

下痢症状は85%にみられ、水様便が多いのですが症状が強い場合は粘液便や粘血便を認めることもあります。同様の症状を認める感染症としてサルモネラ菌性胃腸炎がありますが症状はサルモネラと比較すると軽く数日で回復に向かいます。

診断は便を培養しキャンピロバクター菌を検出すれば確定します。 治療は抗生物質を用いますが用いない場合でも1週間程度で回復する事が多いのですが便中には60-90日程度排菌が続くので注意が必要です。

服薬も大切ですが食事療法が何より重要です。
下痢が激しいときはミネラルやイオンバランスの取れた水分摂取を心がけましょう。便が固くなってきたら目安として便と同じ固さで、消化の良い食事(一般的にはお粥やうどん)を食べてください。乳製品、冷たいもの、揚げ物、繊維の多い食事は避けてください。 注意する事は、必ず十分に加熱してから食べる事、動物に触れた後は手をよく洗ってください。

暑い中、今月から来年の東京マラソンのエントリーが開始になりました。来年は2月に東京マラソンが開催され、3月には第1回の横浜マラソンが開催されま す。どちらも抽選のため自分も7月1日からの東京マラソンの先行エントリーに登録し、先日横浜マラソンにもエントリーしました。2月22日が東京マラソ ン、3月15日が横浜マラソンの日程ですが両方走れることは確率的に低いので応募してみました。
どちらかでも参加、前回の記録更新を目標に下半期も頑張りたいと思います。

 

クリニックで乳腺・甲状腺専門外来を担当しております、武山 浩先生が平成26年8月1日をもちまして東京慈恵会医科大学 乳腺内分泌外科の教授に就任さ れました。武山先生には平成13年7月3日のクリニックの開院以来ご多忙の中、外来を担当して頂き大変お世話になっております。今後、益々大学での診療業 務、講演依頼、学会出張等で忙しくなる事が予想され、クリニックの外来日の減少や急な日程変更が予想されます。皆様のご理解・ご協力をお願い致します。

投稿者: 広尾タワークリニック

広尾タワークリニック 内科・消化器科・肝臓内科・乳腺、甲状腺外科 TEL:03-3498-6662 お問い合わせはこちら
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