「大腸癌を主とした大腸の病気に関して教えてください」とよく患者さんに聞かれます。

大腸癌は早期発見・早期治療で2次予防・完治が可能です。
1.癌の部位別訂正死亡率と将来予測
大腸がんは食事の欧米化(肉の摂取増と繊維食の減少)により最近非常に増えています。
まもなく胃癌を追い越し、女性の乳癌と共に最も多いがんになると予想されます。

 
日本の女性で時代的推移に見ると年々増加し
死亡率のトップになっていることがわかります。


2.大腸がんの成長
大腸がんは小さな良性ポリープから始まり、ポリープがんとなりやがて進行がんに発育すると言われます。何の症状もない初期から目に見えないわずかな出血があり、これが便に混じっています。

3.内視鏡的治療
初期の大腸がんで見つかれば、人工肛門の必要もなく切り取るだけでほとんどの方が全快します。さらに、ポリープがんなど早期の段階であれば、内視鏡検査中に切除でき手術もせずに治ります。

3−1 痔核治療(輪ゴム療法)
3−2 ポリープ切除法
3−3 大腸内視鏡挿入法新旧相違点


4.発見癌の年齢別分布
大腸癌が多くなる40歳以上の方は、症状が無くてもこの早期発見に有効な大腸がん検診
をぜひお受け下さい。
大腸ガンの年齢分布は50代、60代に多く認められますが、
30代、40代でも多く発見されるようになりました。
5.その他の大腸疾患
大腸ポリープ
加齡と共に多くなる、良性のコブ(粘膜の隆起物)大きいものの中には、ガンがしばしばみつかります。
大腸憩室
腸壁が嚢状ないし管状に突出し、ポケット状態になる。高齢になると多くなるが、普通は無症状で無害です。
過敏性腸症候群
ストレス社会の産物です。腹満、腹痛、便の性状異常、残便感などの多な愁訴。若者も高齢者にも増えている。
潰瘍性大腸炎
腹痛、下痢と粘膜便が強ければ疑います。長く放置すると癌になりやすい 。
クローン病
腸のところどころに潰瘍と狭窄が生じる腸の難病。原因がはっきりせず、治療に抵抗する炎症。
虚血性膠病変症候群
薬剤や便秘膠原病、腸ベーチェット等の原因から腸の小血管の循環不全が起こり生じるもの。

ポリープを経験した人と血縁関係がある若い人は、注意深い監視が必要です。
一般病院で診断のつかない腹痛の患者さんは大腸専門医の診察を受けることが重要です。


*:当クリニックで行われている処置は赤字で示してあります。
Daichou.com.から一部抜粋